なんて素敵な時代

道立近代美術館に所蔵されているポスターです。
少し前になりますが常設展を覗いた折、北海道のPR用ポスターがかなりの枚数展示されていました。




札幌鉄道局 日本觀光聯盟北海道支部
と書かれています。
どちらも今は使われていない組織名と使われていない文字も。
外国と混合のような北海道、かな。
イメージ 1






これはなんとなく記憶があるような・・・。
よく見れば支笏湖樽前山、風不死岳(ふっぷしだけ)、恵庭岳あたりかなと。
シャクナゲに白樺、モデルは再び注目されつつある白老(しらおい)のピリカメノコかもしれません。
イメージ 2






札幌市・札幌観光協会・羊ケ丘展望台運営委員会・札幌鉄道管理局
作者の名前はでてきませんがこれもおぼえがあるような。
現在、羊ケ丘に羊は一頭もおりませんが当時はこんなであったのでしょうか。
イメージ 3




なんと詩情にあふれた絵でしょう。
この後写真ポスターの時代に入ってゆくのですがその時気がついていなかった表現の変化と描くちからにあらためて感動しました。
当たり前に見ていたポスターがこんなに素敵だった。





一番琴線に触れたのはこれです。
イメージ 4





写真が傷んでいますが私が育った家の仕事風景です。
かなりポスターのまんまでしょう?
イメージ 5





イメージ 6



こんな長閑ところでこんな素敵な時代に育ちましたのさ。
めでたしめでたし。