なむなむその後


49日の夜もいつものように工房で制作していた。



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21時近くなって、メールがなった。
そろそろ疲れたのでやめにしよう。
手を洗って返信しつつ母屋へ。

扉を開けたら、あれ?
ローソクを消したばかりのようなにおいが。
気のせい?
椅子に腰を下ろし返信。
ん?ローソクのにおいがどんどん強くなってる?
顔をあげてキッチンの方向をみると白いモヤがいっぱい!
座っている居間とキッチンが数分の間にモヤモヤ。
火災かと思うじゃないですか、そんな時。
家じゅうの、火の気がありそうなところ、発火しそうなところチェック。
何処にも異常は無く、換気扇をまわしてもモヤは晴れない、臭いも消えない。


そこで、まーばの祭壇に向かって「酒飲もか?」と。
で、二人分のおかず、二人分のグラス。
2時間ほど過ぎた頃、モヤがすーっと消えて同時ににおいも消えました。
それでも私としちゃ火災の疑いもどこかに残っているわけで。
なのでさらに1時間ほど祭壇の前で語りつつ酒盛りしてから寝ました。

思い返せばまーばの躯が家にかえってくるまでの5日間、とても強くまーばの甘い匂いがしていました。
どんな消臭剤でも太刀打ちできないのでした。
その後、強弱はありつつもずっと甘いにおいが続きました。

今朝、宿泊していた客人が眠っている間に帰ってしまったような静けさ。
いよいよ旅立つ時であったのかな、と。
甘い匂いも一緒に無くなりました。



あるような無いようなお話はあなた次第ってことですね。
私はスッキリ、夜が明けてから祭壇を片し終わりました。