我慢と辛抱と老い

た~っくさんの押し寄せる出来事、引き寄せてしまう忙しさ。
よくぞ乗り越えて、遊ぶこともちょっとは忘れず、たどり着きました。
10月22日(だったと思う)ドカンと降雪、それからの寒さ厳しい事。
11月の真冬日は5日もあり、マイナス13℃とかマイナス18℃にもなりました。
気候が異常だと思われるなか、寒さ大敵創作がんばりましたよ~。

11月25日本焼き

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小さいものがほとんど
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成形しているとき、焼き上がりまでを思い描いたそれにきっちり近づきたくて些細なことにこだわり続ける。
小品でもひたすらこだわるので結果、狭い視野で立ち向かうことになり。
乾燥段階にすら到達していない作品に胸躍る。
それはもう苦しいくらいに自信に満ちた自分で、その仕上がりをイメージして私は世界一の私なのだ。

そして釉薬を施すとき、最初に組み立てたものよりもっといいものが他にありそうに思えて迷い迷い迷うのです。
安全策を指さす私と高らかに笑う私が交互にやってきます。

仕上がった作品からみじんもにじみ出ない苦しみを繰り返して私の作陶はあります。
そして、どれほど思うとうりに焼けた作品も、尽くし切れなかった悔しさにまみれる作品も等しく過去になります。

焼物をやっている友人が言います。
「だから私はつくったものの絵と掛けた釉薬をきちんと書いておくのよ。そうすれば忘れないでしょう。」
歯いた「なるほどね~。」
でも、それは私には無理。
繰り返されているように見える仕事だけれど、それは一度きりの仕事だから。


な~んてね、作品展後の注文制作が苦手なので並べてみました、御託。

私の最大の特徴。
それは過去に自分が創ったものを創れなかったりすること。
だって、なぞりには同じ情熱が無いじゃありませんか。

結局、我慢と辛抱が苦手なだけかも、ですが。
あと30年情熱は続かないかもしれないと考える私の老いが怖い。