迦葉

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一粒の卵のような一日をわがふところに温めている



柿の木の梢(うれ)から落ちてたっぷりと浮世の夢を味わいにけり



死ぬほどの悲しいこともほがらかに二日一夜で忘れてしまう



父親の広い背中にゆび先で伊呂波を書いて当ててもらった










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