詩・短歌・俳句・川柳・ことのは

ぶーのうた

西へゆくのら猫捨てる冬の蚤 凍土(ツンドラ)に孤独死の罪くれて猫 使い方を間違っているらしいです。 くれたのは猫で罪びとは私のつもり。 凍土に孤独死の猫罪くれて こうなるの? 宿主をおいてゆくかや冬の蚤 蚤のうた?

月満ちて

北山にたなびく雲の青雲の星離(さか)りゆき月を離れて 持統天皇 み空行く月の光にただ一目相見し人の夢にし見ゆる 安都扉娘子 めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲隠れにし夜半のつきかな 紫式部 運よく月を眺めましたがこちらは連日夜の雨です。 何処…

手を

手をもいで足を切って目を突いて さようならの声が角をまがってゆく -

ひとりの詩人に贈る

心がざわついていた 幾日も心のひだにおりのようにかかる 気分を変えた? 決心をした? 代えがたい何かのためにすてた? そしてとうとうたどり着きます かわせない何かを背負ってしまったのだろうと 頑張れとは言わない また会いましょう いつか必ず あなた…

ミッチー逍遥

ワクワクしたよ ミッチーの声 喉もとに喜びの 気持ち駆けのぼってきたよ ミッチーに会えた とつおいつ それでもあふれる心 それがミッチーの声 ただ書いてください 自分のために書いてください 気遣いもコメントもいらない ミッチーさんを感じています -

ことのは

心はパラシュートのようなものだ 開いていないと機能しない フランク・ザッバ 打ち込みて今に何かのあらわれて 歯いた -

然ればとて

こんなにも愛する力が残っていた 怠不苦 思ってもみない男の崩れざま 助川助六 秋の夜に二人で死んだ然りとても 歯いた 然もあらん然もありなん然ればとて 歯いた 人間の條件など言ふてくれるな人でなし 歯いた -

ここ

ここ 俊太郎 どっかに行こうと私が言う どこ行こうかとあなたが言う ここもいいなと私が言う ここでもいいねとあなたが言う 言っているうちに日が暮れて ここがどこかになっていく ここに挿入していた佐野洋子さんの絵を差し替えました。 「女に」谷川俊太郎…

詩、短歌

…… 俊太郎 砂に血を吸うにまかせ 死んでゆく兵士たちがいて ここでこうして私たちは抱きあう たとえ今めくるめく光に灼かれ 一瞬にして白骨になろうとも悔いはない 正義からこんなに遠く私たちは愛しあう ここに挿入していた佐野洋子さんの絵を差し替えまし…

気ままに詩、短歌、川柳とか

愛ってなん? 好きだってこと 怠不苦 大切にしたいってこと 一緒に居たいってこと 抱きしめたいってこと あとはオマケ あなたに幸せをあなたを幸せに 怠不苦 お前に会うために生まれてきた 怠不苦 創造の魔物に憑かれもう眠らなくてよい 歯いた 絵はうまく描…

気ままに詩、俳句、川柳なのだ

大波(たいは) 怠不苦 貴女が愛しい いつも想っています 貴女が愛しい いつもそばに居たい 沈む夕陽を見ても そよぐ風の声を聞いても 貴女が愛しい いつもそばにいてね 冷たく落ちる雨音を聞いても 眠れぬ夜の星空を見ても 貴女が愛しい いつもそばに居たい…

自由に川柳

2014年12月4日病院の帰り途、夕張岳がとても美しくて。 医大病院待合室にて正露丸飲む 2014年12月6日21:27哀しきかな満月です。 師走6日満月裏切りびとにふさわしく フェミニストのふりをしているろくでなし お返しするわ放恣な男はいりませぬ 全、歯いた作…

そは懐かしき…

そは懐かしき冬といふ名の華の色 胸去らざるものは険しくてあり -

我の墓は

我の墓は砂浜につくりたもふ 風の強く吹く日 砂の中からいでて おまへに逢ひにいかふと思ふ 我の棺には鏡と櫛を入れたもふ 我は女御ゆへ 髪をととのへて おまへに逢ひにいかふと思ふ -

最後の春

たんぽぽも夕焼も帰らぬ時 粉雪も淡雪も戻れない春 年老いた男はどこへ行くのか これが最後の旅なのでしょう 年老いた男はどこへゆくのか これが最後の最後の春でしょう 「最後の春」を探しているなんて…。 月満ちるが如くむつみその欠けるが如くさみしかり …

迦葉

一粒の卵のような一日をわがふところに温めている 柿の木の梢(うれ)から落ちてたっぷりと浮世の夢を味わいにけり 死ぬほどの悲しいこともほがらかに二日一夜で忘れてしまう 父親の広い背中にゆび先で伊呂波を書いて当ててもらった -

よすが

死ぬるまでの訪いちぎる君のことのは 死の床にありて君にあわん 逢えずともたがいのよすがと胸深く 住まわればかよいつめやふ龍神の村 どうぞあなたも孤独であってほしい雨 -

龍神

写真は許可いただきました 有夫恋すすめる人が道を説く 百人に会ってもひとり酒 龍神の村で生きよ愛走る ひとりで歩くおもひでの中きのうけふ 心からいとなむ思慕のみじかきを 。

船出

写真はいただきました さようならわたしの船がでる かんぬきをおろすはらはらと涙落つ 何の音あれは私が死んだ音

天変

刻んでも喪うものあり愛もまた 百雷万雷わたしをうて 愛に夢中の自分を愛し女を愛し忘れた男 愛よりもまえに魂に触れて 私の男むかしの服は着せませぬ 運命が変わるぽっかりお月様

おとなな夜♪

あとはただ忘れるためだけのいちにち一日 ゆらり盃の中映るボクは蒼い時代の瞳 逢えぬ夜の天に雨降る傘に降る

かわらないもの

2013温根湯つつじ公園キャンプ場 二人で歩くちょいとそこまで地の果てまで 今夜はこれだけ~♪