きじひき高原キャンプ場 2017-9-19~21 後半

かあちゃんのところにはまり込んでしあわせ。
でも天候は悪化するばかり。
実の娘も来ていたので部屋はいっぱいなのだけれど今夜はここに泊まれば、と。
あっさり高原をあきらめて楽しく過ごしました。



翌日、かあちゃんは一人ぽっちになってさみしそうだけど娘を函館空港まで送りがてらの出発。
30キロくらいだろうか。
始めてゆくところなのでこれも楽しい。
道を教えてくれた人あり。
「この道を突きあたるまでま~っすぐ行って左折すればすぐわかります」
私がみた地図では突き当りがない。
現実にもなかった。あはは。
そしてフライト時間は刻々と迫るんだ。

彼女は来道直前に交通事故にあって足を骨折の松葉杖。
ビルの中では車いすを借りて、疾走。
もちろん私が押して、走る走る、走る。
「最強の二人」みたいだね~。
素敵な映画のシーンを思い出しながら二人で笑って、はし~る!



帰路につくには少し遅くて、2泊目のきじひきキャンプ場に戻ります。
その頃には空模様はどんどん悪化。
黒雲がグワングワンと流れています。
雷の注意報発令。
それは困ったことです。
テントなどもってのほかです。
ぐわっ!風は昨日より強いし雨も落ち始めてきました。
バンガローを借りるしかありません。
「そうしたほうがいいよ~」
管理人さんはとても親切です。

バンガロー12番 猿  翌朝晴れてからの写真です
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バンガローの小窓からは夜景を眺めることが出来ます
が、窓の位置が高いので立っていなければみえませんね~
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このキャンプ場は夜景がみられる自慢をしていますがテント宿泊者に眺望は開かれていません。
雲は低いですが雨が切れてバンガローからのながめです
風は写っていないですよね、残念!
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この山の上に上がっても、タープの下で椅子に腰かけワインなど飲みながら夜景を、なんて場所はなさそう。
パイロンのバンガロー側はテントを張ることが許されていません。
なので、バンガローの隙間から海を臨んで、とはいかないのです。
そこはファミリーがやってきて遊ぶための場所として確保しているのだそうです。
唯一広々夜景をながめられるのはバンガローからだけらしい。

雷という大義名分を背負って、いざバンガローに。
このバンガローがまた、荷物を運ぶのが大変です。
最短でも駐車場から150メートルくらいはあるでしょうか。
なにせ悪天候、一人の仕事なのでたいへん。
あー、運搬用の道具を持っている人も側溝とか傾斜とかあるので楽は出来ないかも。



6角形のツリー型  最終日撮影です
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うっ!天井に火災報知器がある…料理できない?!
水道の配管こそないですが警報が鳴れば問題。
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電灯はありますがコンセントはありません。
物を干すための何かひっかけられるものはありません。
私はピンを差して物干しを。


この時期は夜の帳がおりてくるのは19時ころだったでしょうか。
と言ってもすでに早くから暗いのですが警報解除。
なのでバンガロー横の小さい場所にタープを張ろう。
せっかく夜景が見えるのだから、焚火して贅沢三昧だ~。

そして凝りもせず雨模様の強風の中ハンマーをふるうのです。
ありったけの補助ロープを入れて、タープはたった。
けれど、見る間にペグが抜けてくる。
地面が、畑のように柔らかいのです。
そうこうしているうちにまたしても土砂降り。
一か所だけ厳重に止めて、他のペグとポールを回収。
最後にタープを拾いあげたらば風で真横に吹き流れます。
全く、これじゃ無理に決まってるでしょう。
大きなビニール袋にずぶずぶを詰め込んで一件落着だ~ね。

さて、雨具に護られていても私はずぶぬれです。
そして寒いのだ。
温泉に行こう。
すぐさま車を駈って山を下り空港の帰り道でみた温泉に。
深めの歩きながら入る湯船とか、電気でビリビリする湯船とか、初めて体験♪
そしてこの温泉の横には生鮮の店がありまして。
そこで待望のいかさしを調達、バンガローで火を使わない晩酌
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外気温は4℃ほど。
火災報知器がなっちゃうとまずいのでそりゃあひっそりやってます。
それにしても床が冷たい。
ツリータイプはしょうがないですね。

寒い夜でした。
ふと目を覚まし夜明け前、窓からオリオンが覗いていました。
なんてピッタリなの、と思いながらそのまま再び眠りに落ちました。



この広大なキャンプ場にトイレが2か所、水場が2か所。
それってどうよ、とは思いますが管理人さんは親切で陽気。
毎日違う人でしたが地域の案内もばっちりです。
風は強いよ!

キャンプ場はここでおしまいですがまだ近辺のお話があるのでした~。